肝細胞がん治療を学ぶブログ 肝細胞がんの情報を提供します

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2007年07月10日

肝細胞がんの特長

年齢別にみた肝臓がんの罹患(りかん)率は、男性では45歳から増加し始め、70歳代に横ばいとなり、女性では55歳から増加し始めます。年齢別にみた死亡率も同様な傾向にあるようです。

罹患率、死亡率は男性のほうが高く、女性の約3倍です。罹患数と死亡数とに大きな差はなく、これは、肝臓がん罹患者の生存率が低いことと関連しています。

肝臓は、成人で800〜1,200gと体内最大の臓器で、ここには多種類の悪性腫瘍が生じます。この悪性腫瘍は、原発性肝がん(肝臓から発生したがん)と転移性肝がん(他臓器のがんが肝臓に転移したがん)に大別されます。原発性肝がんは、肝細胞がんと胆管細胞がんが95%を占め、残りの5%には、小児の肝がんである肝細胞芽腫、成人での肝細胞・胆管細胞混合がん、未分化がん、胆管嚢胞腺(たんかんのうほうせん)がん、カルチノイド腫瘍などのごくまれながんが含まれます。成人では、肝臓がんの大部分(90%)は肝細胞がんと言われています。

肝臓がん罹患率と死亡率の年次推移を生まれた年代別に見ると、男女とも1935年前後に生まれた人で高くなっています。これは、1935年前後に生まれた人が、日本における肝臓がんの主要因であるC型肝炎ウィルス(HCV)の抗体陽性者の割合が高いことと関連しています。

罹患率の国際比較では、日本を含む東アジア地域が高く、アメリカの東アジア系移民の中では、日系移民が最も低くなっています。

日本国内の死亡率の年次推移は、男女とも最近減少傾向にあり、罹患率は男性で減少、女性で横ばい傾向にあります。死亡率の国内の地域比較では、東日本より西日本のほうが高い傾向にあります。


タグ: 肝細胞がん
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2007年05月24日

肝細胞がん症状

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、初期には自覚症状はほとんどないといわれている。病状が進行してくると肝機能悪化および腫瘍の増大に伴い、全身倦怠感、食欲不振、黄疸、尿の黄染、腹部膨満、腹部腫瘤、腹痛、発熱などが出現してくる。肝細胞癌は多くの場合は肝硬変を持つ患者におこり、症状や兆候は肝硬変の進行を示唆するものとなるので非常に発見は難しい。腹痛や上腹部の腫瘤は所見として取れる可能性はある。肝臓上に摩擦音や雑音が聞えることもある。また血性腹水が認められることもある。AFPが500ng/mlといった所見は非常に肝細胞癌を疑わせる。というのも転移性肝癌ではAFPは低めになるからである。しかし早期肝細胞癌ではAFPが上昇しないことも多い。そのため慢性肝障害の患者は定期的にCTやエコーを行う必要がある。日本において最も多いHCVによる肝硬変の場合はインターフェロン投与で肝細胞癌の発生を減少させる可能性があることが最近わかっている。また頻度は低いが腫瘍随伴症候群がおこることもあるとされている。下痢(血管作動性腸管ペプチド)や高脂血症、低血糖、多発性筋炎、後発性ポルフィリン症や異常フィブリノーゲン症、高カルシウム血症、赤血球増加症などがおこることもある。

肝切除もしくはPEIT・MCT・RFAが可能であった場合の予後は比較的良好で、5年生存率は50〜60%である。しかし、これらの治療の適応にならなかった場合の予後は悪く、5年生存率は10%程度にすぎない。肝細胞癌は慢性肝炎を母地として発生するため、ひとたび治療が完了してもその後に新たな癌が発生してくる確率が高い。癌の発生を早期に発見し、繰り返し有効な治療を行うことができるかどうかが予後を左右する。 またインターフェロンによる肝臓癌の再発予防も研究されている。
タグ: 肝細胞がん
posted by 肝細胞がんブログ at 17:09 | Comment(2) | TrackBack(2) | 肝細胞がん症状

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